陸路で西安からウイグルを経由してカザフスタンへ(8/10 喀什カシュガル~烏魯木斉ウルムチ)

前回の続きです。

 

和田発ウルムチ行のY961次

Y961次でウルムチへ向かいます。

 

中国国鉄の25G型客車

車輛は25G型客車です。

 

中国国鉄の25G型客車硬臥の開放式寝台

硬臥は開放式でした。

 

カシュガルで購入したみかん

夕飯は広場で買った小ぶりなみかん。よく考えず「10元分ちょうだい」と言ったらこんなに買えました。

 

タクラマカン砂漠から見る日の出

翌朝9時頃、東側の空が明るくなってきました。

 

カシュガル駅で買った泡椒牛肉味のカップ麺

朝食はカシュガル駅で買った泡椒牛肉カップ麺。

タクラマカン砂漠

タクラマカン砂漠の縁を何時間も走っていきます。

 

中国国鉄で実演販売していたクルト

途中、中国の長距離列車名物であるお菓子の実演販売がありました。これはたぶんクルト的なやつ。

 

天山山脈

トルファン駅でスイッチバックを行い、天山山脈の端を超えていきます。

 

天山山脈にかかる雪

天山山脈を越えると雪が積もっていました。今まで訪れていた山脈の東側ではどんなに寒くても全くなかったので驚きです。

 

中国の貨物列車

新疆は資源が豊富なので石油を運ぶ貨物列車がたくさん走っていました。

 

新疆ウイグル自治区の風力発電

オーストリアハンガリーの国境地帯みたいに風力発電が盛んなようです。

 

新疆ウイグル自治区のラクダ牧場

続いてラクダの牧場が見えてきました。

 

新疆ウイグル自治区のウルムチ南駅

14時半頃、ほぼ定時で列車は烏魯木斉南駅に到着しました。終点は次の烏魯木斉駅ですが、中心部に近い南駅で下車します。

 

外から見たウルムチ南駅の外観

烏魯木斉南駅に到着。新疆が監視社会となるきっかけになった烏魯木斉駅爆発事件があった駅です。

 

ウルムチ南駅のプロパガンダ看板

駅前には早速民族団結のプロパガンダ看板。

 

ウルムチ国際大バザール

国際大バザールに来ました。中国によくある綺麗な新築です。

 

ウルムチ国際大バザールの内装

観光客向けの綺麗な内装となっています。

 

ウイグル料理屋

少し遅い夕飯としてウイグル料理店に入りました。

 

コルマチョップ(丁丁炒面)と紅柳に挿された羊肉串

コルマチョップ(丁丁炒面)と羊肉串。お茶はここでも茯磚茶でした。

 

ウルムチのお店

バザールの外では家の窓を使用した店が連なっていました。

 

ウルムチ駅の外観

次の列車が発車する烏魯木斉駅の近くでシャワーを浴びようとホテルを探してウロウロしていると、武装した三人組の公安から声をかけられました。「シャワーを浴びたいからホテルを探している」というと「あのホテルへ行け」と雑な回答。面倒にはなりたくなかったのでお礼を言って素直にそのホテルへ入り、数日ぶりのシャワーを浴びました。

 

ウルムチ駅の内装

発車時刻が近づいてきたので烏魯木斉駅に入ります。駅の手荷物検査場では漢族、ウイグル族モンゴル族、カザフ族と様々な民族の職員が働いていました。

 

ウルムチ駅のトイレットペーパー

烏魯木斉駅のトイレはトイレットペーパーが備え付けられていましたが、入り口の機械を微信でスキャンしないと受け取れないやつでした。

 

ウルムチ駅の発車案内

上から4番目の21:26発Y951次ホルゴス行きに乗ります。1から3番目はアクス、カラマイ、コルラなのでテュルク語由来の地名が続きますね。塔城は中原の地名かと思ったら新疆北部でカザフスタンに接するタルバガタイという場所のようです。

 

ウルムチ駅の発車案内

ホルゴスと同じくカザフスタンとの国境駅である阿拉山口へ行く5801次、黒龍江省チチハルまで4827kmを67時間半かけて走る中国で最も運行時間の長いK1082次も並んでいます。

 

ウルムチ駅

改札が始まりました。

 

25B型客車の双層硬臥車で運転されるY951次ホルゴス行

烏魯木斉発ホルゴス行きY951次の車輛は25B型客車の双層硬臥車でした。

 

25B型客車の双層硬臥車の内装

2階の通路。硬臥ですが個室になっています。

 

25B型客車の双層硬臥車の内装

4人個室なので少し狭いですが軟臥みたいです。

 

ドイツ国鉄DBのICE3

壁面にはなぜかドイツのICE3の写真が貼られいました。

 

ウルムチ客運段の換票証

烏魯木斉客運段の換票証。ウイグル文字は無く漢字だけです。

 

次回に続きます。