あじあ号のパシナを見に瀋陽鉄路陳列館へ(3/3)

前のページからの続きです。

最後は客車と壁側の展示です。

 

EX型修理車

EX型修理車

EX型修理車。

 

GW型公務車

GW型公務車

1936年に満鉄鉄道工廠製で造られたGW型公務車

パンフレットによれば1943年から1945年までアジア号の最後尾で使用されていたようです。

 

YZ5型硬座車

YZ5型硬座車

YZ5型硬座車(2等座席車)

 

YZ5型硬座車

YZ5型は車内に入れました。

 

YZ30型硬座車

YZ30型硬座車

YZ30型硬座車

 

YW22型硬臥車

YW22型硬臥車

YW22型硬臥車(2等寝台車)

 

YZ22型硬座車

YZ22型硬座車

YZ22型硬座車

 

CA23型食堂車

CA23型食堂車

CA23型食堂車

 

RW24型軟臥車

RW24型軟臥車

東ドイツ製RW24型軟臥車(1等寝台)

社会主義陣営の国際列車標準規格の客車です。

 

YW25G型硬臥車

YW25G型硬臥車

YW25G型硬臥車

 

YW25K型硬臥車

YW25K型硬臥車

YW25K型硬臥車

 

YW25T型硬臥車

YW25T型硬臥車

YW25T型硬臥車

 

CRH3型動車組

CRH3型動車組

CRH3型動車組

ドイツSIEMENS社製のICE3がベースになっています。

 

瀋陽鉄路陳列館

訪問した日(2018年11月)ではここからまでしか入れませんでした。

 

瀋陽鉄路陳列館

この先は信号やタブレット閉塞機の展示があるようです。

 

撫順のジテ

撫順のジテ

撫順のジテのような車輛も置いてありました。

 

瀋陽鉄路陳列館

奥側の壁には瀋陽鉄路局の路線が紹介されていました。

瀋陽鉄路陳列館

蒸気機関車は上から眺めることもできるようになっています。

 

瀋陽鉄路陳列館

ディーゼル機関車

 

満鉄あじあ号のパシナ

パシナも上から眺められます。

 

Z151型15トン蒸気クレーン車

Z151型15トン蒸気クレーン車

後ろに展示されていたZ151型15トン蒸気クレーン車

 

UH2型02号無火蒸気機関車

1914年にドイツで作成されたUH2型02号無火蒸気機関車

 

瀋陽鉄路陳列館

入口側の壁には中国東北部の鉄道の歴史について展示しています。

 

瀋陽鉄路陳列館

もちろん満鉄関係も豊富にあります。

 

張作霖爆殺事件

張作霖爆殺事件

張作霖爆殺事件

張作霖爆殺事件の展示

 

奉天駅の時刻表と南満洲鉄道の特急券

奉天駅の時刻表と南満洲鉄道の特急券

 

朝鮮戦争時の鉄道

北朝鮮に接しているので、朝鮮戦争のときの展示もありました。

 

抗美援朝 保家衛国

朝鮮戦争のときのスローガン「抗美援朝 保家衛国」

 

中国国鉄の歴代制服

中国国鉄歴代の制服も展示されていました。

 

中国国鉄の中長期計画

マネキンの後ろには路線網の中長期計画

 

瀋陽鉄路局の中長期計画

横には瀋陽鉄路局の中長期計画もありました。

あじあ号のパシナを見に瀋陽鉄路陳列館へ(2/3)

前ページからの続きです。

蒸気機関車の次はディーゼル機関車電気機関車、貨車が展示されていました。

 

東方紅1型ディーゼル機関車

東方紅1型ディーゼル機関車

東方紅1型ディーゼル機関車

 

北京型ディーゼル機関車

北京型ディーゼル機関車

北京型ディーゼル機関車

 

中国国鉄ND5型ディーゼル機関車

中国国鉄ND5型ディーゼル機関車

アメリカGE社製ND5型

 

東風4B型ディーゼル機関車

東風4B型ディーゼル機関車

東風4B型ディーゼル機関車

 

東方紅5型ディーゼル機関車

東方紅5型ディーゼル機関車

東方紅5型ディーゼル機関車

 

東方紅3型ディーゼル機関車

東方紅3型ディーゼル機関車

東方紅3型ディーゼル機関車

 

東風5型ディーゼル機関車

東風5型ディーゼル機関車

東風5型ディーゼル機関車

 

東風6型ディーゼル機関車

東風6型ディーゼル機関車

東風6型ディーゼル機関車

 

東風4C型ディーゼル機関車

東風4C型ディーゼル機関車

東風4C型ディーゼル機関車

 

東風7G型ディーゼル機関車

東風7G型ディーゼル機関車

東風7G型ディーゼル機関車

 

韶山1型電気機関車

韶山1型電気機関車

韶山1型電気機関車

 

中華之星

中華の星

中華之星

 

和諧3型ディーゼル機関車

和諧3型ディーゼル機関車

和諧3型ディーゼル機関車

 

中国国鉄C20型無蓋車

中国国鉄C20型無蓋車

帝国ロシアで1900年に造られたC20型無蓋車

Cは無蓋車という意味になります。

 

中国国鉄K4型鉱石運搬車

1920年アメリカはMagor社で造られたK4型鉱石運搬車

Kは鉱石車です。

 

満鉄の水槽車

帝国ロシアで造られ、1935年に大連で改造された淡水輸送用の水槽車

 

中国国鉄N10型貨車

1944年にアメリカで作られたN10型貨車

Nは平車です。

 

中国国鉄S5型守車

日本製のS5型守衛車

Sは守車です。

 

中国国鉄S12型守車

S12型守衛車

 

中国国鉄P3型棚車

P3型棚車

Pは有蓋車(棚車)を表します。

 

中国国鉄C50型無蓋車

C50型無蓋車

 

中国国鉄C1型無蓋車

C1型無蓋車

 

中国国鉄C62型無蓋車

C62型無蓋車

 

中国国鉄C62M型無蓋車

C62M無蓋車

 

中国国鉄C80B型無蓋車

C80B型無蓋車

 

中国国鉄C70型無蓋車

C70型無蓋車

 

次のページに続きます。

あじあ号のパシナを見に瀋陽鉄路陳列館へ(1/3)

2018年11月、南満洲鉄道(満鉄)のパシナを保存していることで有名な瀋陽鉄路陳列館が一般公開されたという話を聞いたので行ってきました。

 

瀋陽駅

春秋航空で天津に着いたあと、夜行列車で瀋陽駅に来ました。

 

瀋陽鉄路陳列館

瀋陽駅前からバスを乗り継いで最後は少し歩きます。

 

瀋陽鉄路陳列館

瀋陽駅を出てから約2時間、瀋陽鉄路陳列館に着きました。

 

前進型蒸気機関車

向かって左側に前進型蒸気機関車

 

人民型蒸気機関車

向かって右側に人民型蒸気機関車が展示されています。

 

瀋陽鉄路陳列館

瀋陽鉄路陳列館の入り口

 

瀋陽鉄路陳列館

入場料を支払った後にパスポートの番号を控えられました。このときは窓口担当さんが台紙に記入していました。エントランスにはコインロッカーもありました。

 

瀋陽鉄路陳列館の入場料と休館日

入場料は80元、ガイドは100元。9時から15時半まで開いていて、日曜月曜が定休日です。12月1日から3月1日もお休み。

 

瀋陽鉄路陳列館

展示室の入り口は真ん中なので、とりあえず一番端から見ることにします。

 

アルコ社製のプレイ

ALCO社製のプレイ

最初はアメリカのALCO社製プレイ型

 

アルコ社製のタブイ

ALCO社製のタブイ

同じく米ALCO社製のダブイ型

 

シュコダ社製のミカサ

SKODA社製のミカサ

チェコスロバキアシュコダ社製、ミカサ

 

満鉄のパシコ

満鉄のパシコ

日本製パシコ

 

川崎造船製のミカニ

川崎造船製のミカニ

日本の川崎造船製、ミカニ

 

ソ連ルガンスク蒸気機関車工場製、ФД型(FD型)

ソ連ルガンスク蒸気機関車工場製、ФД型(FD型)

ソ連ルガンスク蒸気機関車工場製、ФД型(FD型)蒸気機関車

 

満鉄のあじあ号パシナ

そして今回のメイン、パシナ

ライトアップの関係で変な色に見えてますが、右側が水色、左側が緑色に塗装されています。

 

満鉄沙河口工場製のあじあ号パシナ

満鉄大連機車車輛廠製のあじあ号のパシナ

右側のパシナは満鉄沙河口工場製

 

川崎重工業社製のあじあ号パシナ

川崎重工業社製のあじあ号パシナ

左側のは川崎重工業社製

 

満鉄のあじあ号パシナ

動輪は直径2mあります

 

満鉄のあじあ号パシナ

住友の社印がありました

 

満鉄のあじあ号パシナ

運転台に登るもの大変そうな高さです

 

満鉄のあじあ号パシナ

パシナを側面から

 

満鉄のあじあ号パシナ

パシナの反対側

 

満鉄あじあ号パシナにある住友の社印

連結器にも住友の社印がありました。

 

満鉄あじあ号のパシナ

757の方は細部が少し違うようです。

 

満鉄あじあ号のパシナ

パシナが2台並ぶと圧巻です。

 

クルップ社製サタニ

ドイツはクルップ社製サタニ

続いてドイツクルップ社製、サタニ

 

満鉄のミカロ

満鉄のミカロ

日本製のミカロ

 

満鉄沙河口工場製のあじあ号パシハ

満鉄大連機車車輛廠製のあじあ号のパシハ

満鉄大連工廠製のパシハ

 

中国国鉄DK5型蒸気機関車

中国国鉄DK5型蒸気機関車

ドイツ国鉄Class50を基にしたルーマニア国鉄150型。中国での呼び名はDK5

 

中国国鉄工建型蒸気機関車

中国国鉄工建型蒸気機関車

工建型蒸気機関車

 

ポーランドFablok社製T3A(TKh49)の中国輸入版XK13型蒸気機関車

ポーランドFablok社製T3A(TKh49)の中国輸入版XK13

 

中国国鉄建設型蒸気機関車

中国国鉄建設型蒸気機関車

建設型蒸気機関車

工建

 

中国国鉄上游型蒸気機関車

中国国鉄上游型蒸気機関車

上游型蒸気機関車

 

中国国鉄前進型蒸気機関車

中国国鉄前進型蒸気機関車

前進型蒸気機関車

 

次のページに続きます。

陸路で西安からウイグルを経由してカザフスタンへ(10/10 アルマトイ~ノヴォシビルスク~成田)

前回の続きです。

昨晩アルマトイに着いたときは真っ暗だったので、アルマトイ市内を歩いてみようと思います。

 

アルマトイのこのあたりは建物が「ロ」の形になっていて、中庭は公園や駐車場となっているようです。ホテルの出入口も中庭側にありました。

 

アルマトイの公園

中庭にある公園。なぜか高いフェンスが設置されています。

 

アルマトイのスーパー

昨晩夕飯を買ったスーパー。24時間営業のようです。

 

アルマトイにあるアバイオペラ劇場

アバイオペラ劇場

 

カザフブリティッシュ工科大学のヨールカЁлка

役所のような見た目ですが大学(カザフブリティッシュ工科大学)でした。正教会のクリスマスは1月7日なのでクリスマスツリー( Ёлка )が飾られています。

 

アルマトイの街中

路駐してる車がない、建物が低いので空が広い、空気が綺麗と何をとっても中国とは大違いです。直前にいた街が超監視社会だったので解放感もすごいです。

 

アルマトイの信号機

信号機はカザフ語、ロシア語、英語の三か国語表記でした。

 

アルマトイのラグマン

カフェが開いていたので朝ごはんを食べるために入ると、ラグマンが超おしゃれに出てきました。セロリが使われていたりと洋風アレンジです。

 

アルマトイのトロリーバス

アルマトイではトラムこそ廃止されましたがトロリーバスはまだ健在のようです。

 

ゼレンコフ教会

ゼンコフ教会。朝早かったからか中には入れませんでした。

 

アルマトイの中央バザール

中央バザールに来ました。

 

アルマトイ中央バザール

建物の外ではおもちゃや雑貨が売られていました。

 

アルマトイ中央バザールの屋内

建物の中は食品などが売られていました。トイレが有料&料金回収のおばちゃんが座っているところを見て “ ヨーロッパに来たな ” と思いました。

 

アルマトイの街中

中央バザールを出て中央モスクに向かいます。道中素敵な模様が描かれた団地がありました。

 

頭上を通る配管

ソ連圏名物の頭上を通る配管もありました。

 

アルマトイ中央モスク

アルマトイ中央モスク。

 

アルマトイ中央モスク

金色のドームもあり立派です。

 

ロシアンティー

最後にちゃんとした食事を食べるためにカザフスタン料理屋さんに来ました。旧ソ連だっただけあってロシアンティーがありましたので頼むとおしゃれに出てきました。

 

アルマトイのベシュバルマク

カザフスタン名物のベシュバルマク。茹でた馬肉と馬肉のソーセージが乗っています。

 

アルマトイのウハー

鮭のウハー

食後、バスでアルマトイ空港へ向かいました。

 

S7航空エンブラエル170

16時頃、S7航空アルマトイノヴォシビルスク行S7 5502便に乗ります。機材はエンブラエル170です。

 

ノヴォシビルスクトルマチョーヴォ空港

19時頃ノヴォシビルスク空港に到着しました。着陸した瞬間、機内はソ連からの伝統である拍手に包まれました。

成田行きが出るまで4時間ほどあるので、ロシアに入国します。

 

Ту-154 Tu-154

空港を出てすぐのところで保存されているТу-154 (Tu-154)

 

Ил-86 Il-86

同じくИл-86 (Il-86)

空港内でシャワーを浴びて22:50ノヴォシビルスク→翌07:35成田のS7 5771便で日本に帰りました。

 

 

 

陸路で西安からウイグルを経由してカザフスタンへ(9/10 ホルゴス国境~ジャルケント~アルマトイ)

前回の続きです。

 

ホルゴス駅に到着した25B型双層硬臥車

北京時間の7時半過ぎ、定刻より早くホルゴス駅に着きました。

 

ホルゴス駅に到着した25B型双層硬臥車

2階建て客車は背が高いので壁のようです。

 

ホルゴス駅

ホルゴス駅。写真を撮っていると警備員から「早く行け」とせかされ、出口には身分証のチェックがありました。

 

ホルゴス国際バスターミナル

駅からタクシーでホルゴス国際バスターミナルに来ました。門の前で開くまで待ちます。

 

ホルゴスからジャルケントへの国際バスの切符

カザフスタン側国境地点ジャルケントへの国際バスの切符。運賃は70元。

バスターミナル内に両替商がいましたので、いくらかテンゲに両替しました。

 

ホルゴスからジャルケントへの国際バス

バスは来ましたが扉が開かないのでバスの近くで待機です。

 

ホルゴス国際バスターミナルで買った水餃子

いつ出発するかわからないので遠くにも出れずウロウロしていると、ロシア人の若い女性から「ごはん食べた?出てすぐのところで餃子買えるよ。しばらく出ないから大丈夫。」と教えてもらい朝食をゲットしました。この方はこの先の国境超え区間でも色々と助けてくれましたが、ロシア語と中国語は話せるけど英語は全くわからないとのことで会話はずっと中国語でした。

 

ホルゴスからジャルケントへの国際バス(寝台バス)

しばらくするとバスの扉が開き、乗り込むことができました。寝台バスですが以前ベトナムで乗ったものよりも綺麗です。

この日(1月3日)は新年初の道路国境が開く日でしたが、バスはそこまで混んでいませんでした。

※国境の営業日と営業時間は「中华人民共和国政府和哈萨克斯坦共和国政府关于中哈边境口岸及其管理制度的协定」に書かれています。

www.fmprc.gov.cn

 

念のため抜き出して書いておきます。

ホルゴス口岸(国境)の営業時間

・中国とカザフスタンの法定祝日および日曜日はクローズ

・営業時間は月曜~土曜の北京時間で10時~14時、15時~19時

・鉄道で超える場合は24時間365日OK

 

ホルゴス口岸(国境)

中国側の国境、ホルゴス口岸に到着しました。

建物に入るところでX線の手荷物検査があり、そこでスマホとカメラの画像もチェックされました。その後出国カードを書くテーブルに進むとそこでも係員が待っていて、書き終わったタイミングで別室に連れていかれました。どうやら第三国人は全員別室送りのようです。別室に入ると共産党バッチを付けた二人組の漢族っぽい男性が入ってきました。一人は50代くらいのリーダーで中国語オンリー、もう一人は30代くらいで英語と中国語が話せるようです。若い男性の方が胸にビデオカメラを装着し録画が開始されてから検査が始まりました。

最初はパスポートのチェックから。知らない口岸のスタンプがあると「これどこの国境?」と聞かれました。それが終わるとスマホとカメラを出すように指示されて全ての画像がチェックされました。建物に入るときのスマホ検査よりも何倍もしっかりと見ているようで、観光地の画像を興味本位で「これどこ?」と聞いてくることもあれば、風景写真をアップでじっくり調べていることもありました。

写真検査が終わるとリュックから全ての荷物をテーブルの上に出すように指示され、出した荷物一つずつに「これはなんだ?」と確認が入りました。「服」「茶葉」「充電器」と淡々と答えるとあっさり終わり、リュック自体も軽く調べられた程度でした。こで全ての検査が終わったようで、無事別室から出ることができました。

出国スタンプをもらったあとは建物を出たところでバスが来るまで待機です。しばらくしてバスが来ると全員乗り込み、国境を越えてカザフスタン側の国境審査施設に着きました。中国とカザフには2時間の時差があるので時計を2時間戻します。カザフスタンの入国はあっさり終わり、またバスを待っていると今日はバスがここで運転打ち切りという情報が入ってきました。

 

ジャルケントのスタローバヤ

ちょうど昼食の時間でしたので併設された食堂でランチをとりました。ソ連式のスタローバヤで安心感があります。

 

カザフスタンの草原

バスが打ち切りになった以上ここから出るにはタクシーしかないので、先述のロシア人お姉さん、バスに乗ってた日本人お兄さんとともにタクシーに乗ってアルマトイへ行きます。ひたすら何もない草原を100km/h以上でかっ飛ばしていきます。

 

ジャルケントからアルマトイへ行く途中に寄ったカフェ

途中休憩で立ち寄ったカフェ。駐車場の舗装がガタガタで中国とは大違いです。

ジャルケントを出て約3時間後、日没後のアルマトイに到着しました。ロシア人のお姉さんはアルマトイ駅に行くとのことなので私たち日本人2人を先に町の中心部で降ろしてもらいました。お兄さんとは下車地点で解散し、スーパーで夕食を買ってからホテルへ入りました。

 

カザフスタンはアルマトイで購入したプロフ

スーパーで買ったプロフ。新疆の抓飯とは違い油でギトギトでした。

 

カザフスタンはアルマトイで購入したアイラン

同じくスーパーで買ったアイラン。塩味の飲むヨーグルトです。

陸路で西安からウイグルを経由してカザフスタンへ(8/10 喀什カシュガル~烏魯木斉ウルムチ)

前回の続きです。

 

和田発ウルムチ行のY961次

Y961次でウルムチへ向かいます。

 

中国国鉄の25G型客車

車輛は25G型客車です。

 

中国国鉄の25G型客車硬臥の開放式寝台

硬臥は開放式でした。

 

カシュガルで購入したみかん

夕飯は広場で買った小ぶりなみかん。よく考えず「10元分ちょうだい」と言ったらこんなに買えました。

 

タクラマカン砂漠から見る日の出

翌朝9時頃、東側の空が明るくなってきました。

 

カシュガル駅で買った泡椒牛肉味のカップ麺

朝食はカシュガル駅で買った泡椒牛肉カップ麺。

タクラマカン砂漠

タクラマカン砂漠の縁を何時間も走っていきます。

 

中国国鉄で実演販売していたクルト

途中、中国の長距離列車名物であるお菓子の実演販売がありました。これはたぶんクルト的なやつ。

 

天山山脈

トルファン駅でスイッチバックを行い、天山山脈の端を超えていきます。

 

天山山脈にかかる雪

天山山脈を越えると雪が積もっていました。今まで訪れていた山脈の東側ではどんなに寒くても全くなかったので驚きです。

 

中国の貨物列車

新疆は資源が豊富なので石油を運ぶ貨物列車がたくさん走っていました。

 

新疆ウイグル自治区の風力発電

オーストリアハンガリーの国境地帯みたいに風力発電が盛んなようです。

 

新疆ウイグル自治区のラクダ牧場

続いてラクダの牧場が見えてきました。

 

新疆ウイグル自治区のウルムチ南駅

14時半頃、ほぼ定時で列車は烏魯木斉南駅に到着しました。終点は次の烏魯木斉駅ですが、中心部に近い南駅で下車します。

 

外から見たウルムチ南駅の外観

烏魯木斉南駅に到着。新疆が監視社会となるきっかけになった烏魯木斉駅爆発事件があった駅です。

 

ウルムチ南駅のプロパガンダ看板

駅前には早速民族団結のプロパガンダ看板。

 

ウルムチ国際大バザール

国際大バザールに来ました。中国によくある綺麗な新築です。

 

ウルムチ国際大バザールの内装

観光客向けの綺麗な内装となっています。

 

ウイグル料理屋

少し遅い夕飯としてウイグル料理店に入りました。

 

コルマチョップ(丁丁炒面)と紅柳に挿された羊肉串

コルマチョップ(丁丁炒面)と羊肉串。お茶はここでも茯磚茶でした。

 

ウルムチのお店

バザールの外では家の窓を使用した店が連なっていました。

 

ウルムチ駅の外観

次の列車が発車する烏魯木斉駅の近くでシャワーを浴びようとホテルを探してウロウロしていると、武装した三人組の公安から声をかけられました。「シャワーを浴びたいからホテルを探している」というと「あのホテルへ行け」と雑な回答。面倒にはなりたくなかったのでお礼を言って素直にそのホテルへ入り、数日ぶりのシャワーを浴びました。

 

ウルムチ駅の内装

発車時刻が近づいてきたので烏魯木斉駅に入ります。駅の手荷物検査場では漢族、ウイグル族モンゴル族、カザフ族と様々な民族の職員が働いていました。

 

ウルムチ駅のトイレットペーパー

烏魯木斉駅のトイレはトイレットペーパーが備え付けられていましたが、入り口の機械を微信でスキャンしないと受け取れないやつでした。

 

ウルムチ駅の発車案内

上から4番目の21:26発Y951次ホルゴス行きに乗ります。1から3番目はアクス、カラマイ、コルラなのでテュルク語由来の地名が続きますね。塔城は中原の地名かと思ったら新疆北部でカザフスタンに接するタルバガタイという場所のようです。

 

ウルムチ駅の発車案内

ホルゴスと同じくカザフスタンとの国境駅である阿拉山口へ行く5801次、黒龍江省チチハルまで4827kmを67時間半かけて走る中国で最も運行時間の長いK1082次も並んでいます。

 

ウルムチ駅

改札が始まりました。

 

25B型客車の双層硬臥車で運転されるY951次ホルゴス行

烏魯木斉発ホルゴス行きY951次の車輛は25B型客車の双層硬臥車でした。

 

25B型客車の双層硬臥車の内装

2階の通路。硬臥ですが個室になっています。

 

25B型客車の双層硬臥車の内装

4人個室なので少し狭いですが軟臥みたいです。

 

ドイツ国鉄DBのICE3

壁面にはなぜかドイツのICE3の写真が貼られいました。

 

ウルムチ客運段の換票証

烏魯木斉客運段の換票証。ウイグル文字は無く漢字だけです。

 

次回に続きます。

陸路で西安からウイグルを経由してカザフスタンへ(7/10 喀什カシュガル)

前回の続きです。

 

カシュガル駅

定刻より少し遅れて北京時間9時45分頃にカシュガル駅に到着しました。

 

カシュガル駅の駅名標

カシュガル駅の駅名標

 

中国国鉄のラクダ柄のレースカーテン

列車のレースカーテンはラクダ柄でした。

 

カシュガル駅の外観

カシュガル駅を外側から。トルファンやクチャと同じように公安との交流があるかと思ってましたが、何もなくあっさり出れて拍子抜けしました。

 

カシュガルの交差点

駅前からバスに乗ってカシュガル古城のあたりまで来ました。交差点に大きなモニターがあり、お知らせや広告を流していました。

 

習近平主席と少数民族の子供たち

モニターに映し出された1枚の写真。真ん中に電線が入っていて少し見づらいですが、習近平主席と少数民族の子供たちが映っています。

 

カシュガル古城の地図

カシュガル古城の地図。

 

カシュガル古城の地図

カシュガル古城の地図

地図と説明の看板。

看板を設置した当初、カシュガル古城の「カシュガル」の部分は中国語表記で漢字四文字の喀什噶爾(カシュガル)としていたようですが、設置後に修正が入り都市名の表記と同じ漢字二文字の喀什(カシュ)となったようです。

地名を漢字二文字で表すのは中国の文化で、日本もそれに倣って713年に好字二字令を発令し粟→阿波、木→紀伊、近淡海→近江などそれまで漢字一文字や三文字だった地名を基本漢字二文字に統一しています。

 

カシュガル古城の地図

しかし英語の看板はKashgar(カシュガル)のまま。喀什のローマ字表記はKashiとななるのに、、、

 

カシュガルの朝食屋さん

朝食を食べにきました。

 

カシュガルで食べた朝食

1種類しかないという朝食セットを注文しました。マントウ(饅頭)とラグマンの具の部分みたいなスープ。ここでもお茶は茯磚茶でした。

支払いは現金不可でスマホ払いのみと言われましたので、アリペイのTourPassで支払いました。

 

カシュガルでの初日の出

北京時間の10時頃に太陽が昇ってきました。この日は元旦でしたので東京よりも約4時間遅い初日の出です。

 

MINISOのパクリXIMISO

名創優品MINISOのパクリ、照美誠品XIMISO。

シミソー、染みそう。

 

ウイグル語で書かれたビラ

ウイグル語はわからないので100元ってことしかわからない、、、

 

ウイグル語が併記されたカシュガル市民公約

地下道に貼ってあったカシュガル市民公約。一番最初は「熱愛祖国」。ここの地下道は階段を下りたところにX線の荷物検査機があり、手荷物を通さないと通れないようになっていました。

 

ウイグル語だけで書かれたポスター

隣に貼ってあった方はウイグル語オンリー。

 

新疆ウイグル自治区最大のモスク、エイティガールモスク

新疆ウイグル自治区最大のモスク、エイティガールモスク

新疆最大のモスクとなるエイティガールモスク。

 

新疆ウイグル自治区最大のモスク、エイティガールモスク

ここにも後から外されたような跡がありました。

入場料を払って入ります。

 

新疆ウイグル自治区最大のモスク、エイティガールモスク

新疆ウイグル自治区最大のモスク、エイティガールモスク

礼拝堂。

 

新疆ウイグル自治区最大のモスク、エイティガールモスク

新疆ウイグル自治区最大のモスク、エイティガールモスク

新疆ウイグル自治区最大のモスク、エイティガールモスク

ここにはカーペットが敷かれていました。

 

エイティガールモスクの天井

正面中心の天井

 

エイティガールモスクのミフラーブ正面

ミフラーブの正面の壁

 

エイティガールモスクの装飾

細かな装飾がありました。

 

エイティガールモスクの礼拝堂

礼拝堂の中

 

エイティガールモスクのミンバル

説教壇(ミンバル)

 

エイティガールモスクの窓

このモスクの窓も綺麗な格子模様が入っていました。

 

エイティガールモスクの庭園

庭園はがらんとしていました。

 

カシュガルの旧市街

旧市街に戻ってきました。

 

カシュガルの旧市街

北京時間で11時に近いですが、ウイグル時間は9時。まだ朝の雰囲気です。

 

カシュガルの旧市街にあるドライフルーツ屋の屋台

ドライフルーツやナッツの露店。葡萄は種類がたくさんありました。

 

カシュガルの旧市街にある果物の屋台

こちらは果物の露店。

 

台車で運ばれる羊

羊が台車で運ばれていました。氷点下10度前後の気温だからできる技です。

 

カシュガル旧市街

建物の壁に大きな絵が描かれていると東側だなと感じます。

 

カシュガルの漢方屋さん

漢方屋さん?茯磚茶も売っていました。

 

干しへび

乾燥されたヘビ

 

パプリカパウダー

パプリカか唐辛子

 

カシュガル旧市街の交差点

カシュガルでは交差点にこのような集会所?のようなものをよく見かけました。

 

カシュガル旧市街の路地入り口に描かれたザクロ模様

裏路地の入口にはザクロ(子孫繁栄の象徴)の装飾

 

カシュガル旧市街の裏路地

カシュガル旧市街の裏路地

カシュガル旧市街の裏路地

カシュガル旧市街の裏路地

カシュガル旧市街の裏路地

カシュガル旧市街の裏路地

カシュガル旧市街の裏路地

カシュガル旧市街の裏路地

裏路地はひっそりとしていました。

 

カシュガル旧市街のナンの露店

馕(ナン)の露店

 

カシュガルのナン

ゴマのナン。サクサクなナンでした。

 

カシュガル旧市街

再開発っぽい雰囲気の町並み。

 

カシュガル旧市街

彫刻屋さん。ロシアっぽいパステルカラーの装飾がされてます。

 

カシュガル旧市街の交差点

交差点の集会所?その2

 

カシュガル旧市街の入り口

旧市街の入り口みたいなとこに来ました。しっかり観光地化されてます。

 

カシュガルの高台民居

カシュガルの高台民居

高台民居は塀で囲まれていて中に入ることができませんでした。

 

偽日本語が書かれた自転車

「ひきさい」と書かれた自転車

 

カシュガルのバス停

イスラム模様のバス停

 

香妃墓

香妃墓に来ました。清代のウイグル族乾隆帝の妃、香妃の他にアパホージャー族のお墓です。

 

香妃墓

香妃墓

香妃墓

イスラム教らしく緑色が多用されています。

 

香妃墓

ここでは銘文が残っていました。

 

香妃墓

お墓一つ一つが誰のものか書かれていました。

 

カシュガル旧市街

市内にもどってきました。

 

カシュガルのお肉屋さん

カシュガルのお肉屋さん

露店の肉屋さん。暴動対策のため、肉を切る斧は紐で持ち出せないように固定されて刃には所有者がわかるようQRコードが刻印されていています。

 

カシュガルの果物屋さん

果物屋さん。冬だからミカンとリンゴが多めでした。

 

カシュガルのナン屋さん

カシュガルでは薄いタイプのナンが主流のようです。

 

カシュガルの道路標識

ウイグル語でも書かれた標識。

 

カシュガル国際バザール

カシュガル国際バザールに来ました。

 

カシュガル国際バザールの屋内

中には衣料店が多かったです。

 

ホータン産の翡翠

閑散としたホータン産の翡翠コーナー

 

カシュガル国際バザールの場外市場

外は乾物コーナーでした。

 

Набатと呼ばれる氷砂糖

ロシア語で " Набат " と呼ばれ中央アジア各国で楽しまれている氷砂糖も売っていました。

 

干しひとで

乾燥ヒトデ

 

カシュガル国際バザールの屋外市場

外市場では道の真ん中にゴミ箱が設置されていました。

 

カシュガルのラグマン

食堂でラグマンを食べました。白菜が入っていて中華風です。

 

ウイグル語併記の中国農業銀行

ウイグル語併記の中国農業銀行

 

カシュガルの閉鎖されたモスク

” 愛党愛国 ” の看板が掲げられたモスク。入り口は封鎖されていました。

 

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓(玉素甫·哈斯·哈吉甫麻扎墓)に来ました。11世紀中ごろに活躍したカラハン朝のウイグル人学者・思想家のお墓です。

 

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓

ユスフ・ハズ・ジャジェブ墓

地元でもマイナーな観光地なのか、敷地を出たところで散歩中の方に「ここ何があるの?」と質問を受けました。

 

カシュガルの毛沢東像

人民広場から人民東路を挟んだ向かいにある毛沢東の石像。

 

カシュガル旧市街の職人街

旧市街の職人街に来ました。

 

カシュガル旧市街の職人街

銅鍋を作っていました。

 

カシュガル旧市街の裏路地

メイン通りから裏通りに入っていきます。

 

カシュガル旧市街の裏路地

真冬でも植物が?と思いましたが造花でした。

 

ウシャンカを被った観光客

ロシアやカザフからの観光客なのか、ウシャンカを被っている方もいました。

 

カシュガルの禁煙看板

「禁煙しない」という言いたいことはわかる謎の宣言。

 

カシュガル旧市街で見かけた絨毯

保温のために絨毯がかけられた玄関

 

カシュガル旧市街のтопчан

トユクでも見たお茶を楽しむための寝台(топчан)がありました。こちらは常設で、お湯を沸かすためのかまどが付いています。

 

カシュガル旧市街

相変わらずたくさんの五星紅旗と鉄条網があります。

 

カシュガル旧市街

極寒の真冬なのでどこも茶色一色です。防犯カメラは本当にたくさんありました。

 

サッカーをするカシュガルの子供たち

子供たちがサッカーをしていました。

 

カシュガル旧市街の裏路地

ひっそりした路地が多かったです。

 

カシュガル旧市街

メイン通りに戻ってきました。日が高くなってきたので人通りも増えています。

 

新中国設立70周年ポスター

新中国設立70周年のポスター

 

カシュガルのラクダ

エイティガールモスク前の広場ではラクダの展示がされていました。

日の出が遅かったので日没も遅くなり、北京時間の19時でもこの明るさです。

 

夜のカシュガル駅

北京時間の20時頃、カシュガル駅に戻ってきました。